ウサギ梅毒・ウサギトレポネーマ症・生殖器スピロヘータ(鼻・陰部の皮膚症状、くしゃみなど)【大阪府堺市の動物病院】

ウサギ梅毒・ウサギトレポネーマ症・生殖器スピロヘータ(鼻・陰部の皮膚症状、くしゃみなど)【大阪府堺市の動物病院】

ウサギはある種のスピロヘータに感染して症状を呈することがあります。
ウサギ梅毒と言われますが、人獣共通感染症ではなく、ヒトに感染することはありません。
ウサギトレポネーマ症、生殖器スピロヘータ、とも呼ばれます。

鼻や陰部に特徴的な病変を形成することが多く、飼い主さんが気づいて来院されることが多いです。

ウサギ梅毒.JPG ウサギ梅毒 (2).JPG

写真はウサギ梅毒症例の鼻鏡の皮疹

 

 

ウサギ梅毒 (3).JPG

写真はウサギ梅毒症例の陰部の皮疹

疑わしい皮疹を発見したら早めに動物病院で相談した方がいいでしょう。

キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555

エーラス・ダンロス症候群(EDS)疑いの犬(ミニチュア・ダックス)【大阪府堺市の動物病院】

エーラス・ダンロス症候群(EDS)疑いの犬(ミニチュア・ダックス)【大阪府堺市の動物病院】

今回はちょっと珍しい症例をご紹介しましょう。
この症例(ミニチュアダックス、3歳、♀)はとくに思い当たる原因はなく、首輪のあたりの皮膚が裂けてしまったと主訴で来院。

エーラスダンロス症候群?.JPG

写真は裂けてしまった部位

 

病理学検査などは特に実施していませんが、皮膚がもろく、伸びやすい特徴からエーラス・ダンロス症候群(EDS)の疑いが強いと判断しました。

エーラスダンロス症候群? (2).JPG

写真は引っ張ると容易に皮膚が伸びる様子

 

EDSはコラーゲンの形成異常からいろんな病態を引き起こす難病です。
ヒトの医学では診断は経験豊富な医師でないと難しいとあります。
ヒトの医学においてEDSは6つの型に分類していますが、動物では古典型を疑うことが多いです。
EDS疑いの動物はまれに遭遇しますが、最近はウサギで症例数が増加している印象があります。

この症例では慎重に裂けた部位の皮膚を縫合したのですが、それでも再び同部位で裂けたので、再縫合しました。そのあとは再発はないようです。

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カメのビタミンA欠乏症(ハーダー氏腺炎、眼が腫れてる、眼が開かない、食欲がない)【大阪府堺市の動物病院】

カメのビタミンA欠乏症(ハーダー氏腺炎、眼が腫れてる、眼が開かない、食欲がない)【大阪府堺市の動物病院】

カメは食事から摂取するビタミンが欠乏することによって健康を害することがあります。
欠乏しやすい栄養素にビタミンA、D、B1(チアミン)があるのですが、今回はビタミンA欠乏症(ハーダー氏腺炎)について。

カメがビタミンAを欠乏すると眼瞼の腫脹、上皮の角化、粘膜下腺の扁平化生などが認められるようになります。
症状としては眼瞼の腫脹が一番わかりやすく、ハーダー氏腺炎として有名な症状です。

ただし、気をつけなくてはいけないのが、眼瞼が腫脹していても、実際はビタミンAだけでなく多くの栄養素が欠乏している可能性が高いということです。

また、眼瞼の腫脹は単純なビタミンA欠乏によるものだけではなく、(他の病気による)全身状態の悪化に伴うものや(細菌感染による)眼瞼炎によるものなど、他の原因から起こることもあるので、眼瞼の腫脹だけで診断してしまわずに動物病院で相談したほうがいいでしょう。

ビタミンA欠乏・ハーダー氏腺炎.JPG

写真はビタミンA欠乏症で眼瞼が腫脹している様子

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写真はビタミンA欠乏症と併発した(続発した)甲羅の感染症の様子

 

ビタミンA欠乏症を無治療で放置しておくと中耳炎や全身の感染症、食欲廃絶、成長不良、全身の浮腫(むくみ)など、さまざまな症状がみられるようになります。
まぶたが腫れてる(眼が開かない)と言った症状が見られればあまり様子を見すぎることなく、早めに動物病院に相談したほうがよいでしょう。

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ウサギの切歯(前歯)の不正咬合と皮膚症状・被毛の汚れ【大阪府堺市の動物病院】

ウサギの切歯(前歯)の不正咬合と皮膚症状・被毛の汚れ【大阪府堺市の動物病院】

ウサギは上下の歯が正常に噛み合わさり(咬合)、歯どうしが摩耗することによって正常な長さ・形態が保たれます。 ウサギの歯は常に伸び続けるので、上下の歯のかみ合わせが悪くなると(不正咬合)正常な歯の長さ・形態が保てなくなり、さまざまな症状を引き起こします。

切歯不正咬合 (2).JPG 切歯不正咬合.JPG 切歯不正咬合2.JPG

写真は切歯の不正咬合の様子。

 

切歯が不正咬合となってしまっても食欲は維持されることが多いのですが、グルーミングが正常にできなくなるので被毛の状態が悪くなることが多いです。

切歯不正咬合グルーミング不全.JPG 切歯不正咬合による湿性皮膚炎.JPG

写真は不正咬合によって被毛の状態が悪くなっている様子。

 

臼歯(奥歯)と違い、切歯(前歯)は動物病院でなくても(自宅でも)確認しやすいので、気づけば早めに動物病院で相談しましょう。

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